交通事故に遭いました。
「整骨院に通いたいのに通えない?」保険会社と整形外科の板挟みになった体験記
こんにちは。
四日市市のカン整体整骨院の院長です。
今回は、いつもの身体の話ではなく、私自身の体験について書きたいと思います。
実は先日、私自身が交通事故に遭いました。
雨の日に緩やかな右カーブの上り坂を走っていたら、対向車が下り坂をスリップしながらセンターラインを越えてきました。
とっさに身構えて避けようとしましたが、車体の右後部にぶつかってしまいました。
幸い、双方ともに大きなケガは無かったですが、数秒ずれてたら正面衝突だったので危なかったです。
とはいえなかなかの衝撃だったので万一の備えて病院へ受診しようと思いました。
普段、交通事故によるケガの相談を受けている側の人間ですが、実際に自分が事故に遭ってみると、
「あれ?こんなに分かりにくいの?」
と思うことがたくさんありました。
そして、交通事故に遭った患者さんが、なぜ不安になったり、何をどうすればいいのか分からなくなったりするのかを、身をもって経験しました。
今回は、その体験を正直にお話ししたいと思います。
交通事故に遭った直後は、「どうしよう?」よりも「たいしたことないかな」
事故直後は、もちろん驚きました。
ただ、事故に遭った直後というのは、意外と冷静な部分もあります。
「それほど痛くないし、大丈夫かな」
そんなふうに思ってしまう方も少なくないと思います。
ところが、交通事故による首の捻挫などでは、事故直後には症状がはっきりしないこともあります。
日本整形外科学会でも、交通事故後のいわゆる「むち打ち」について、首の痛みだけでなく、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなど、さまざまな症状が出ることがあると説明しています。
だからこそ、事故後に症状がある場合には、まず医療機関で診察を受けることが大切です。
実際私も翌日から首の張りと腰の痛みを感じています。
私自身も、まず整形外科を受診しました。
ところが、ここからが思っていた以上に大変でした
私は整骨院の仕事をしていますので、
「事故後の身体のケアを、信頼している知人の整骨院のところで行いたい」
と考えていました。
そこで保険会社に、
「整骨院にも通院したいのですが」
と伝えました。
すると、
「整形外科の先生から許可をもらってください」
と言われました。
「なるほど。そういうものなのか」
と思い、今度は整形外科の先生に、
「整骨院にも通院したいのですが……」
と相談しました。
すると、
「許可は出せません」
「整骨院は勧められません」
という回答でした。
「え?じゃあ、どうすればいいの?」
ここで、完全に板挟みになりました。
保険会社からは、
「整形外科の許可をもらってください」
と言われる。
一方で整形外科からは、
「整骨院は勧められません」
と言われる。
私は整骨院の院長ですから、交通事故の患者さんからこうした相談を受けることはありました。
しかし、
実際に自分がこの状況になってみると、本当に困ります。
「じゃあ、整骨院に通いたい人はどうしたらいいの?」
と、素直に思いました。
そこで、保険会社にもう一度相談しました
私の場合、
病院の受付時間との兼ね合い
通院時間の問題
整骨院で身体のケアを受けたいという希望
などを、改めて保険会社に伝えて相談しました。
すると、最初に言われた
「整形外科の許可が必要」
という話だけではなく、具体的な事情を伝えたうえで、通院について話を進めることができました。
ここで私が感じたのは、
「交通事故後の通院は、言われたことをそのまま受け取るだけではなく、自分の希望や事情をきちんと伝えることが大切」
ということです。
もちろん、事故の状況や診断内容、保険契約、保険会社の対応などによって事情は変わります。
「こうすれば必ず通える」という単純な話ではありません。
だからこそ、分からないことを一人で抱えないことが大切だと思います。
「病院」と「整骨院」は役割が違います
今回、自分自身が事故に遭って、改めて感じました。
整形外科では、医師による診察や画像検査などを受け、ケガや病態について診断してもらうことができます。
一方、接骨院・整骨院では、柔道整復師が捻挫や打撲などの外傷に対する施術を行います。
日本整形外科学会も、両者の役割についてこのように説明しています。
だから私は、
「病院か整骨院か、どちらか一方」
と考えるのではなく、
それぞれの役割を理解したうえで、必要な通院を考えることが大切
だと思っています。
「事故に遭ったけど、何をすればいいのか分からない」
今回、自分自身が事故に遭ってみて、一番強く感じたことです。
交通事故に遭った患者さんから、
「保険会社に何て言えばいいですか?」
「病院と整骨院、どちらに行けばいいですか?」
「保険会社から整形外科の許可を取ってと言われました」
と相談されることがあります。
以前から相談には乗っていましたが、今回自分自身が経験したことで、
「これは確かに分からなくなるよな」
と実感しました。
事故に遭っただけでも不安なのに、
保険会社とのやり取り
病院の受診
診断書
通院先
治療費
仕事との時間調整
など、考えることが一気に増えます。
だから、交通事故に遭ったら「まず相談してください」
カン整体整骨院では、
「整骨院に通うべきかどうか」だけではなく、交通事故後に何をすればいいのか分からないという段階からご相談いただいて大丈夫です。
もちろん、症状がある場合には、まず整形外科などの医療機関で診察を受けることをおすすめします。日本整形外科学会も、交通事故後のむち打ちが疑われる場合には整形外科医の診察を勧めています。
そのうえで、
「整骨院にも通院したい」
「病院と整骨院の通院について相談したい」
「保険会社からこう言われたけど、どうしたらいい?」
という場合は、当院スタッフにお声がけください。
私自身が交通事故に遭って分かったこと
今回の事故を経験して、今まで以上に強く思うようになりました。
交通事故に遭った方にとって、
身体の痛みだけが問題なのではありません。
「この先どうなるんだろう」
「保険会社に何て言えばいいんだろう」
「どこに通えばいいんだろう」
という不安も、とても大きいものです。
だからこそ、
「分からないことを、一人で抱えないでください。」
これが今回、私自身が事故に遭って一番伝えたいことです。
ご本人はもちろん、
「家族が交通事故に遭った」
「友人が事故に遭って困っている」
という場合でも構いません。
まずはお気軽にカン整体整骨院へご相談ください。
今回僕が受信した整形外科では「整骨院への通院は否定も肯定もできません」「保険会社の許可をもらってください」とも言われました。
これは親切な対応だったと感じています。
患者さんの中には「絶対ダメ」とか「なんで行くの?」と怒られたという話も聞いています。
国土交通省の自賠責保険関係の資料には、整骨院・接骨院などの施術について「施術証明書・施術費明細書」が請求書類として掲載されています。整骨院での交通事故の施術は国に認められています。
整形外科も整骨院も患者さんの苦痛をどうにかしたいという思いは同じだと思います。
どうかストレスなく治療を受けていただける環境を作れればと考えています。

